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【美川組・助監督】岩本真実へのインタビュー

 

インタビュー記念すべき第1回目は、大学1年生にして助監督という難しく重要なポジションに挑戦した岩本 真実に行なった。

 

撮影の思い出を通して、監督 美川 直登とはどのような人物なのか、10575とはどのような作品なのかを探っていく。



 

 

 

 

 

 

 

岩本 真実(イワモト マナミ)

 

2016年公開の映画「ピンクとグレー」に衝撃を受け、映像制作に興味を持つ。10575にて撮影チーフを務めた池崎 巨の監督作品にて美川 直登に出会う。そこから直接、オファーを受け、助監督を務めることとなる。10575にて初の助監督への挑戦となった。

 

現在は、立命館大学映像学部にて実写映像制作を選考中。実写映画やミュージックビデオの制作に日々、携わっている。

ミュージックビデオにおける初監督作品を現在、撮影中。



 

助監督という撮影全般に携わる役割

 

 


 

 

 

 

ーー助監督とはどのような役職ですか?

 

学生映画の制作過程は大きく分けて4つの段階に別れています。脚本制作段階、プリプロダクションと呼ばれる撮影のための準備段階、撮影段階、そしてポストプロダクションと呼ばれる編集作業、整音作業、音楽制作の段階を経て作品は完成します。

 

私が、今回担当した助監督という役割では、主にプリプロダクション段階、撮影段階にて仕事が振られます。

 

プリプロダクション段階での仕事は大きく分けて3つです。出演者の決定、撮影地の決定と撮影当日の流れを考えておくことです。

 

撮影地の決定を制作部、部屋の内装や小道具を美術部、出演者の衣装を衣装部といった専門の部署に監督が加わり、

プリプロダクションを進めていきます。






 

ーー助監督は撮影当日には、どのような仕事があるのでしょうか?

 

撮影当日には、スケジュール通りに撮影が行えるように、タイムキーパを努めます。同時に、ポストプロダクションに必須の情報となるカチンコを打ちます。

*カチンコの重要性に関しては、ポストプロダクションのスタッフからお話させて

いただきます。


 

10575は普段とは異なった視点から見ていただきたい


 

ーー10575とはどのような作品なのでしょうか?

 

 10575は日常の崩壊をテーマにした物語です。貧困から抜け出そうと主人公の優希と桜彩は努力し大学に入学します。

新たな生活が始まった2人ですが、桜彩が生活費を稼ぐために行なっている商売の顧客の一人である知了智、そして復讐の

代行者「ピエロ」との奇妙な繋がりによって、日常までも狂わされてしまいます。

 

この脚本を渡された当初と撮影が終了した今では、この物語に対するイメージが全く異なります。

 

脚本を渡された当初、読んでみた感想は正直にいって、内容が理解できませんでした。美川監督自身が初期の段階では、

脚本からカットしていた部分が多かったこともその要因となっていました。

 

監督の考えている主人公の心情やバックグラウンド、描きたい思いを聞いた時に少しずつ理解していくことができました。



 

ーーそこから撮影を行なっていく中で、イメージは変化して

  いきましたか?

 

撮影段階に入ると、そのイメージはますます変化していきました。

 

登場人物たちが他の作品ではあまり見ないバックグラウンドを持って描かれていたので、ファンタジー寄りの作品だと考えていました。しかし、実際に監督の演技指導、俳優陣の演技、スタッフ陣の演出が入る中で、想像よりも現実に寄せて作られた物語だと感じました。

 

私の知らない日常の裏で、本当はこのような出来事が起きているのではないか。そう考えるきっかけとなる映画となりました。

 

 


 

私から見た美川 直登監督

 

ーー美川 直登監督はどのような人物でしたか?

 

美川監督は今まで関わってきた人とは、異なる監督でした。

 

学生映画においては、部署を兼任することが多く、監督を務める学生も大抵は複数の部署を経験し、挑戦します。

 

しかし、美川監督はあまり学生映画における現場の撮影経験が少ないので、機材に関する知識の面では、

今まで関わってきた監督よりも劣っている印象がありました。

 

しかし、自分の作品に対するイメージのこだわりは他の監督よりも強い人です。


 

ーー具体的なエピソードはありますか?

 

刃を潰した本物のナイフを美術として使用し、映画の牛舎の場面も実際の牛舎にて撮影を行いました。

劇中で血が出るシーンでも、カメラで映さないことによって誤魔化す場面も実際に血糊を散布していました。

 

プロの現場で考えれば当たり前のことかもしれません。しかし、予算の限られた学生映画では、妥協しなければいけない場面も

出てきてしまいます。

 

最終的に編集した時には、ほんのわずかしか映らない場面に対しても、主人公の心情をはじめとした演出を考える姿勢には

感動しました。

 

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